ころころ
僕らふたり
手を繋いで
ころころ、転がっていこう
石ころみたいに
さらさら流れ流され
それでも繋いだ手だけは離さずに
穏やかになった川のほとりで
気付かずふたり、丸くなっていよう
僕らふたり
手を繋いで
ころころ、転がっていこう
雪だるまみたいに
少しずつ幸せを身にまといながら
やがて星が輝く夜の歩道で
気付かずふたり、大きくなっていよう
僕らふたり手を繋いで
ころころ転がっていこう
どうしようもない悲しみは
どうにかしようとするものではなく
ほんとどうしようもないねって笑ってくれる
あなたの腕への切符にしよう
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何年も前に書いた散文。
そのうち曲にするね。