りょまち日記

下書き、というよりは書き損じの手紙

2019-01-01から1年間の記事一覧

「詩」というバケモノみたいなイキモノ

全員、とは言わない。 全ての人間がそうとは言わないが、人生には一度「詩」が落っこちてくる瞬間がある。 それが散歩中なのか、シャワーを浴びているときなのか、恋人と初めて手を繋いだ瞬間か、人によって実にさまざまなのだが。 たしかにそれは「すっ」と…

全部「ぱ」にしよう 大切な人たちがいつまでも幸せでありますように。 お母さんがずっと健康でありますように。 自分の歩くこの道の先に小さな幸せと不幸せが散りばめられていますように。 西陽を浴びながら寄り添い眠る電車の中の兄妹が、50年後も争うこと…

「わたあめ」

「ねえ、さみしい」 自分でも驚くほど自然に、そして無意識に呟いていた。まるで胸の奥にしんしんと降り続いていた雨がやがて許容量を越え、しずかに唇の端からこぼれ落ちるように、自然に。 こぼれたその瞬間から言葉は温度を持つ。たとえそれが自分でも気…

その気持ち、本当に"さびしい"で合ってる?

小雨。 東京はしんしんと小雨。 月曜日の朝、駅のホーム。 ストレスに焼きつくアスファルトをやさしく冷やすかのような小雨。 満員電車は窮屈だから疲れる。ただ、それだけ。 余白がないと疲れる、きっと 人間関係も同じ。 どんなに知れた仲でも余白が必要な…

南高梅がいちばん好き

今日は、書きたいことが何もない。 この記事を書いている時間もあと一時間しかない。 なのに何故書き始めたかと言うと 「何も書きたいことが思いつかないのに、何かを綴ろうとすると一体どんな文章が生まれるのか」 ということを思い付いたからだ! 要するに…

本当に美味いもん食ったとき「美味しい」以外言えなくなる人好き

久しぶりに"すごい本"を読んだ。 ページをめくるたびに脳みその真ん中少し後ろらへんからドクドクと熱い物質が流れ出るような、 息するのを忘れていることにも気付かず、苦しくなってから無意識にブレスしていた ということを5ページくらい進んでからふと思…

マグロに憧れる頭の悪い犬

「人を傷つけてはいけません」 なんて小学生の頃に、いや学校なんて入る前に散々親から言われてきた常識だ。 だけど今、 ハタチもそこそこ過ぎて、なりたくもない大人になってしまって、というかいまだに大人というものがなんなのかよく分からないくせに大人…

見つめても見つめやしなくても季節は過ぎてゆく

昨日、家を出たら秋の匂いがした。 一昨日までは、まるであと一年は続きますってくらい夏が満ちていたのに 一晩でそこら中に夏が死んでる。 気付けばあんなにうるさかった蝉もすっかりいなくなってしまった。 秋が、いちばん好きだ。 うるさすぎた夏が終わっ…

「もう少し」「もう少しだけ」永遠は 君の口からはじまり終わる

かなしみも にくしみもまだ学ばない 少女は笑顔で蟻を踏む / 菊池遼真 . . こんばんは、菊池遼真です。 最近短歌にはまっています。 前から歌集を読むのは好きだったんだけれど 何となく自分でも作りたくなって最近ちょこちょこと書いております。 「鳥居」…

生意気に愛や夢を歌っているのに

「この世の音楽は全てラブソングだ」 という言葉を聞いた。 一瞬で「ははーん、たしかに。」 と 納得したけれど、この暴論とも言えるような一言を何故すんなり受け入れることが出来たのかをゆっくりかんがえてみようと思う。 ちなみに今僕は美味しそうなケー…

「ブログ」というやんわりとしてよく分からないそれでいて言葉との強烈な闘いのようなもの

ブログというものを今さら始めてみる。少し前、厳密には一ヶ月ほど前からずっと始めよう始めようと思ってたのだけど 結局ずるずると今になって立ち上げてみた。初めて、始めてみた。でも一体なにを書こう。色々、考えてみた。たとえば自分の好きな歌、その歌…